学部

北海道教育大学釧路校 発達教育実践分野 教育心理学研究室

人間理解の基礎力の育成

ミュラーリヤー錯視

人間は自分が体験したことを中心に相手を理解しようとします。しかし、学校という様々な人がいる現場では、自分がうまくいった方法が他の人にも当てはまるとは限りません。

教育心理学研究室では、心理学に関する文献購読・ディスカッション・実験・調査・実習などを通して他者を理解しようとするだけでなく、自分自身を理解も深めていきます。意外に思われるかも知れませんが、”違い”について理解するために、統計学や実験に関連した科目もあります。

教育心理学研究室についてはこちらのページをご覧ください。

浅井ゼミでは

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2020年度 卒業式

教育心理学研究室は、准教授 半澤礼之と准教授 浅井継悟の2名体制で指導をしています。3年生からは、半澤ゼミ(通称 半ゼミ)と浅井ゼミ(通称 浅ゼミ)に分かれます。

浅ゼミでは、浅井の専門が臨床心理学ということもあり、うつ、統合失調症などの精神疾患を扱った映画を視聴し、その疾患について調べ、理解を深めるといった活動を行ったり、心理アセスメント体験として性格検査について学ぶなどの活動を行います。また、災害時の心理的な支援について、映画や文献などを元に議論することもあります。特に、精神疾患については、必修の授業で扱うことが少なく、学校現場でも出会う可能性が高いこともあるため扱っています。

3年生の後期からは卒業論文作成に向けて各々の興味関心に基づいて、研究計画を作成し始めます。ほとんどの学生が、アンケート調査やインタビュー調査など量的・質的なデータを収集し、それを分析するという方法で卒業論文を書き上げます。

この他にも、近隣の小学校へのボランティア活動など、大学だけに閉じない活動を行っています。

主な卒業論文のテーマ

「居場所がない」から「ある」への変容プロセス−大学生の居場所に関するエピソードから− [Link]

主観的幸福感を向上させる介入法の検討 [Link]

釧路市内における不登校関連施設の情報誌の作成 [Link]

卒業後の進路

北海道の小学校教員になる学生が多いですが、民間企業への就職や大学院へ進学する学生もいます。

小学校教員:北海道(札幌市含む)、山形県、山梨県など

民間企業:近畿日本ツーリストなど

大学院:北海道教育大学(学校臨床心理専攻)など

大学院

北海道教育大学大学院 教育学研究科 学校臨床心理専攻

現場で生きる研究

学校臨床心理専攻は独立専攻という形をとっており、所属は札幌校の学生になりますが、修学場所が釧路校という形です。釧路校では、学校を中心とした様々な現場で働く方が学んでいます。

講義は夜間や休日に行われるため、仕事との両立も可能です。

1年後期の臨床心理基礎実習では、受講生がカウンセラー役になり、学部生対象に模擬のカウンセリングを行う講義も行います。カウンセリングの様子はビデオで録画され、後日、受講生全員で振り返りを行います。

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修士論文は、各自が働く現場をフィールドに研究を行っています。インタビューのような質的な方法を用いた研究が多いですが、中には統計的な解析を行う研究を行う方もいます。

主な修士論文のテーマ

へき地校における教員とスクールカウンセラーの連携・協働

発達検査を含む巡回相談の効果の検討

解決志向アプローチが中学生の学級集団に及ぼす影響

修了後の進路

職業を有している方が多いので、大学院で学んだことを各自の現場に落ち帰り、活用される方がほとんどです。大学院での学びをきっかけに研究職につかれる方もいらっしゃいます。

進路:釧路短期大学、釧路工業高等専門学校