ブリーフセラピーとは

問題の原因を個人病理に求めるのではなく、コミュニケーション(相互作用)の変化を促して問題を解決・解消していこうとする心理療法のことです。例外を広げていく解決志向アプローチ(Solution Focused Brief Therapy)がよく知られていますが、それ以外にも悪循環を切除していくMRIアプローチ(Problem Solving Brief therapyとも呼ばれる)もあります。この両方のアプローチを技法だけでなく、理論的にも学ぶことは、教員や心理師だけでなく、人と関わる様々な仕事で役に立つと考えています。

学部

教育相談の理論と方法

3年時の必修科目の中で、ブリーフセラピーの中の解決志向アプローチを扱います。理論だけでなく、基本的な技法について学びます。単なる座学に終わらず、受講生同士でロールプレイを行い学んだことを実際に使ってみます。

(2020年度以降は,Zoomなどを併用しながらロールプレイをしています)

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大学院

臨床心理基礎実習

カウンセリングにおいて求められる基本的なことを学習した後に、解決志向アプローチ、MRIアプローチの両方を含めたブリーフセラピーについて学習します。テキストで学ぶだけでなく、ロールプレイや、ビデオを用いた学習を通して、実際のカウンセリング場面で使える力を身につけます。

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学外の方が学ぶには

短期療法を学ぶ会 北海道支部

ブリーフセラピーを学ぶ学習会を立ち上げました。ブリーフセラピーの基本的な理論から技法の使い方まで徹底的に学習します。北海道在住の方を中心に、オンラインで学習できます。会員はスクールカウンセラー、教員など対人援助職の方が中心です。詳細はこちらをご覧ください。

日本ブリーフセラピー協会には北海道だけでなく、全国に支部があり、様々な学習の場が用意されています。